ロールプレイングゲームを作成するためには非常に多くの要素を用意する必要があります。
ショートストーリーを考えていても、実際には膨大な作業が発生し迷子になってしまう事もあります。アウトライン機能は、作成するゲームの「全体」と「必要な要素」を把握するための支援を行います。
チャプターの考え方
物語の章と捉えると分かりやすいかもしれません。仮に「世界を救うために、少年が伝説の剣を手に入れ、魔王を倒す」という物語を考えたとき、「冒険の始まり」「伝説の剣の入手」「魔王討伐」という3つの章に分けてゲームを作成したほうが把握しやすいのではないでしょうか?
セクションの考え方
セクションはチャプターの中に必要な要素のまとまりです。RPG Maker UNITE では、マップの集合体と呼んだ方が分かりやすいかもしれません。「冒険の始まり」として、「村を出発し、王様に会い、試練を与えられた」というストーリーを考えた場合、「村」「城」「試練の場所」が必要になります。これがセクションとなります。
RPG maker のツリー構造
RPG makerでは、チャプター、セクションの要素をツリー構造で確認することができます。チャプターの下に、フィールドマップと3つのセクションがあることが分かります。セクションの下にはマップが登録されていて、どんなマップをいくつ作成する必要があるか再確認できます。不足していれば新しいマップを追加し、必要のないものは解除していきます。このサンプルでは、チャプター1の「冒険の始まり」だけでも、フィールドマップを1つ、その他のマップを7つ作成する必要があることが分かります。
作成しているゲームがどのぐらいの規模なのか、何が必要なのかを把握することができます。
RPGシーン プレビュー
RPGシーン プレビューでは、RPG maker のツリー構造を図によって可視化します。これによって、ゲームの全体像を直感的に把握します。
ストーリーライン
チャプター、セクションを繋いでいる線はストーリーラインです。作成しているゲームに合わせて、自由にラインを引いてください。
スイッチライン
画面上部の「スイッチライン」を選択することで、スイッチラインを表示できます。スイッチラインは自動で表示されます。スイッチによって、どのセクションが繋がっているかを示すラインです。例えば、「試練の祠」で試練を達成することで、「ユナイト城」で王様から依頼を受けるというイベントを作成した場合、「試練達成」というスイッチで、「試練の祠」と「ユナイト城」が繋がることになります。
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