RPG MAKER UNITEをご愛顧いただき誠にありがとうございます。
プロデューサーの 一之瀬 です。
6月30日までに実施した『【RPG MAKER UNITE】ご利用状況について』アンケートを通して、皆さまから多数のご意見とご感想をいただきました。一つ一つ読ませていただき、対応に向けて開発側で協議しております。回答いただきました皆様、ありがとうございました。
さて本日は、7月末に公開予定のRPG MAKER UNITEのメジャーアップデートの詳細についてお伝えしていこうと思います。
リリース後のアップデートとしては初の新機能も含まれており、様々な改善も含めて大きな開発が行われました。
情報は2回に分けて皆さんにお伝えしていきたいと思います。
【メジャーアップデート新機能】
1.UnityのScene連携を強化
ユーザーがUnityで作った任意のSceneへUNITE上のイベントから行き来が出来るようにします。※行き来できるようにするための約束事があります。
また、Sceneからの戻り値として変数に任意の値を入れることが出来ます。
使用想定シーンとしては、Unity上でミニゲームを制作しUNITEと繋ぎこむことでUNITE→ミニゲーム→UNITEへ遷移しミニゲーム内の結果をUNITEに戻すことができます。
2.よく使うヒエラルキーの項目を表示する履歴ウィンドウ
ヒエラルキー履歴ウィンドウを表示すると、UNITEのヒエラルキーで選択した項目が、履歴リストに追加されます。
履歴リストから過去の項目を選んで表示(ヒエラルキー上での項目の選択)を行うことができます。
エディター上で開いたままにも出来るため、行ったり来たりする際に良く使います。
履歴は最新50個まで保持するようになっています。
よく使う項目はチェックを入れることで上部に固定が出来ます。
3.オート影付け機能
タイルグループの設定で、「オート影つけ」をONに設定することで、そのタイルグループに存在するタイルを置くと自動で影つけが行われます。
※正しく動作させるために、タイルは壁のAutoTileである必要があります。
【機能改修】
1.素材選択画面の一覧性を向上させる
UNITEの画像選択画面のUI/UXを向上させました。
具体的には、画像を一覧で表示させて選択した画像をプレビューできるようになっています。
改修箇所は82箇所となります。
以下は改修箇所の一例になります。
- [初期設定] - [タイトル] - [背景画像の選択]
- [スキルの編集] - [基本スキル] - [アイコン]
- [イベントコマンド] - [文章の表示] - [画像]
- [イベントコマンド] - [ピクチャの表示] - [画像]
【改修前】
【改修後】
また、ズームイン/アウトにも対応しています。
2.マップ・イベントエディタを別ウィンドウに切り出し、マップ・イベントの編集を行いやすくする
マップリストとイベントリストをRPG Dataの一覧から抜き出し、専用のヒエラルキーに抜き出すことで、他のRPG Dataの項目を操作しながらでもマップの見た目やイベントの中身を変更する事が可能になりました。
【改修前】マップとイベントが他のヒエラルキー項目と同じレベルで全て表示されている
【改修後】専用のヒエラルキーに切り出し、イベントはマップ毎に表示するように変更
また、イベントエディタ上の操作感も改善しています。
具体的には以下になります。
- イベントエディタ上でイベントをクリックするとイベント実行内容へ内容が表示されて、即時変更が可能になる
- 右クリックメニューに[削除]を追加する
- etc…
3.イベント画像にタイルを指定できるように
アクター、オブジェクトの他にタイルをイベントの画像として設定が可能になります。
設定が可能なタイルは「通常タイル」「大型タイル」のみとなります。
[キャラ画像設定]イベントでも、画像の変更先としてタイル画像を設定ができるようになります。
今回の情報は以上です。
次回のメジャーアップデートの詳細情報、後編は2024年7月24日 水曜日に公開予定です。
お楽しみにお待ちください。
皆様の声をしっかりと反映できるよう開発一同がんばっていきますので、
今後とも「RPG MAKER UNITE」をよろしくお願いします。
2024年7月17日 水曜日
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